アプリケーション

Salesforceでは、複数機能をアプリケーションという単位で纏めます。例えば、仕入先管理機能、発注管理機能、在庫管理機能をまとめて1つの購買管理アプリケーションとして定義したり、顧客管理機能、商談管理機能をまとめて販売管理アプリケーションとして定義し、これらのアプリケーションを切り替えて利用することができます。またアプリケーション毎に権限を設定することもできるため、販売管理アプリケーションは、販売部門だけが利用できるなどの制御が可能となります。

インスタンス

インスタンスとはクラウドを構成するハードウェアとソフトウェアの集まりを指します。Salesforceのサービスインスタンスは、世界各地のリージョン(地域)にあるデータセンターで稼働しています。

エディション

Salesforce製品およびサービスのバンドルのいずれかを指します。エディションは複数あり、それぞれが異なるビジネスニーズに合わせて構成されてます。

オブジェクト

オブジェクトとはデータベースのテーブルと同じ意味合いを指します。Salesforceが予め用意しているオブジェクトは標準オブジェクトと呼ばれます。一方、用途に合わせて自由に作成できるオブジェクトはカスタムオブジェクトと呼ばれます。

クイック検索

システム設定メニューの中から、キーワードが一致するメニューを素早く検索する機能です。

グローバル検索

Salesforce内の全てのレコードに対して、キーワード検索(部分一致)が可能となっています。どのデータをグローバル検索対象とするかどうかについても設定で変更が可能です。

タブ

アプリケーション内の機能(マスタ画面、業務画面、レポート・ダッシュボードなど)の単位でタブが作成されます。タブごとに権限に応じて、表示/非常時を設定することができます。

テナント

テナントとは通常賃貸借契約のもとで不動産を借り受ける賃借人を指しますが、Salesforceでは、Salesforceのプラットフォームを契約して借りる企業を指します。

トラストサイト

Salesforceでは、各インスタンスの稼働状況やメンテナンス状況を確認するトラストサイトというサービスが提供されています。Salesforce Status!トラストサイトでは、各インスタンスの稼働状況(利用可能、パフォーマンス低下、サービス中断など)やメンテナンスの状況をリアルタイムで確認することができます。

プロファイル

プロファイルは、ユーザによるオブジェクトや項目アクセス権の設定、アプリケーションやタブの表示制御、ページレイアウトの制御を行うための仕組みです。Salesforceユーザは必ず1つのプロファイルを設定する必要があります。

ユーザ

ユーザはユーザオブジェクトに登録されるユーザマスタのことを指します。このユーザマスタのユーザ名は、全世界で一意の値となります。メールアドレス形式で登録するため、例えば開発組織(Dev)で利用したユーザ名(メールアドレス)は、本番組織で使えなくなってしまうので注意が必要です。ユーザ名は変更可能なため、そのような状況となってしまった場合には、開発組織のユーザ名を変更することで本番組織での利用が可能です。

リージョン

Salesforceのサービスインスタンスは、世界各地のリージョン(地域)にあるデータセンターで稼働しています。中断のない可用性を実現するため、各Salesforceインスタンスは2つの地理的に異なる場所に構築されており、1つの場所から能動的に操作され、トランザクションは完全に冗長な 2つ目の場所でほぼリアルタイムに複製されます。